2 - タイの製造業は本当に「景気が悪いのか?」-METALEX 2025から-

〇タイの製造業は本当に「景気が悪いのか?」
先週開催された METALEX 2025 の期間に、伴走支援をさせて頂いている日本の企業の方と複数のタイ地場企業の工場を訪問した際に、むしろ「逆の現実」を目の当たりにしました。
〇タイ地場資本製造業の勢い:静かに進む拡張フェーズ
訪問したのは主にタイ地場資本の金属加工工場です。
タイはここ2~3年は景気停滞と言われてきたにもかかわらず、
➢ 工場の拡張
➢ 新規移転
➢ 新規設備の導入計画
など事業が好調な企業が着実に増えているという印象でした。
この背景には、ここ30~40年で日系企業が築いてきた「モノづくり文化」が、
確実にタイに根付き、現地の技術力として自走し始めているという事実があります。
〇一方の日系企業が抱える「変わりたいのに変われない壁」
工場や企業の皆さまからお話を伺っていると共通して耳にした言葉があります。
「このままではマズイとは思っている。でも、なかなか一歩が踏み出せない。」
この言葉の背景には以下のような背景があるようです:
➢ 付加価値が見いだしにくい事業環境
➢ 中国企業の台頭による相対的なプレゼンスの低下
➢ 優秀な現地人材の獲得・流出防止の難しさ
➢ 過去の成功体験が強く、新しい挑戦への踏み出す事への難しさ
さらに製造業では「課題解決力」が重視されるが故に、実はこれからの時代に重要となる
「課題設定力」を育てて行く組織文化が作り難いという問題があります。
〇組織の壁を越えるために必要なのは「外からの視点」なのでは?
内部の自助努力だけで、
➢ 課題設定
➢ 組織文化の変容
を成し遂げるのは難しいものです。
今回の工場訪問を通じて改めて感じましたのは、
外部からの「対話」が、組織のブレークスルーを生むアプローチになり得るのではということです。
〇私どもがご提供できるサービス領域は、
➢ OTDワークショップ(組織変革のためのダイバーシティ)
➢ 組織文化の変容とプレゼンス向上
➢ 現地化(Localization)推進支援
➢ 組織・チームコーチング
➢ エグゼクティブ/ビジネスコーチング
等で組織の中からは見えにくい変革の可能性を引き出すことが私達の使命になります。
〇最後に「まとめ」として
タイの製造業はタイランド4.0に象徴されるように、次の成長ステージへ進もうとしています。
その潮流の中で日系企業が再び存在感を高めていくためには組織の内側だけでは見つけられない問いを立て直す(視点を見直す)事が、今まさに求められているのではないでしょうか?
私にとりまして今回のMETALEX視察と工場訪問は、それを強く感じる機会となりました。
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