-13 -  シンガポールで気づいた事

TAHIFEX視察で訪タイをしていた、前々職からご縁のあるグループに合流をさせて頂いて先週末に10数年振りでシンガポールへ行ってきました。

1泊の短い滞在でしたが、同じASEANの国でも異なる地を踏んだことで、新たな視点を得る事ができたように感じています。
発展が著しいシンガポールを10数年ぶりに訪問したことで、その変化のスピードにショックを受けるのではないかとの思いもありましたが、それは杞憂にすぎませんでした。

建物のスクラップ&ビルドは進んでいるのでしょうが、街全体が醸し出している雰囲気は変わらないものでした。

高層ホテルの部屋から街を俯瞰してふと感じた事は、人口600万人(内30%が外国籍)で資源もなく、高度人材化と産業(特に金融とIT)の高付加価値化を進めるシンガポールの人々の思う「幸せ」と、人口6,600万人で国土は日本の1.5倍、恵まれた自然環境から食料自給率130%以上で飢えの心配がなく、中進国の罠と急速な高齢化のリスクはあっても、まだまだ産業の付加価値を上げて行く事で成長の「伸びしろ」があるタイの人々の思う「幸せ」?
そして人口1億2千万人、高齢化と急速な人口減少による市場の縮小の中で、産業構造の変化を目指している日本の人々の思う「幸せ」?

手に入れたい言葉は同じ「幸せ」でも、それが意味する内容はずいぶん異なっているのだろうなあという思いが、ルーフトップの夜風に吹かれながら浮かんできました。

それぞれの国での、それぞれ形での「挑戦」があると思いますが、そのゴールはそれぞれの置かれた環境で異なるのだろうし、それらをジャッジすること無しに、メタ認知することで、様々な価値観を受け入れながら、自身の仕事へ反映していきたいとも思いました。

タイから去年はフィリピンを訪問、そして今回はシンガポール、今後も引き続いてASEAN諸国の多様性を、生で感じて行く事の大切さも感じました。
国が変われば「幸せ」も変わる。
そして、その違いを理解しようとすることが、異文化の中で人や組織と関わる第一歩なのかもしれません。